私が患ったのは扁平上皮癌に分類される上顎がんという珍しい病気ですが、兄ちゃん先生は
「せめて下あごだったらなぁ」
と、くやしがっています
というのも、最近の医療技術をもってすれば、下あごなら人工骨での再生が可能なものの、上あごは最新技術をもってしても難しいのだそうです。
「よりによって上とはなぁ」
と、自分のことのように悔やんでくれる兄ちゃん先生ですが、なってしまったものは仕方ありません
そりゃあ、とっても不自由な思いもしていますし、味覚も衰えてしまったので昔みたいに食事を楽しむことができないのは私も悔しいですけどね。
それでも少しずつ右顔面の感覚が戻ってきていますので、味覚も徐々に回復してくれることを願っています。
やはり美味しいものは美味しく、以前と同じくらいのテンションで
「おいしーねーっ 」
と、味わいながら妻と食事を楽しみたいですからね
上あごを受難してしまったのは不運ですが、死ななかっただけマシ。
明石家さんまの座右の銘、
『生きてるだけで丸儲け』
を心に刻みつつ、粛々と味覚の回復を祈りたいと思います。