夫は退院をしてから、家にあるコップやマグカップの中で、使いやすく飲みやすいものを色々と試していました。
そして選ばれたのが、このマグカップです
呑み口が薄く、口の経がちょうど良いそうです
これは、長兄夫妻がこの家に置いておいたもので、ガソリンスタンドでもらったものかも
残念ながら、電子レンジで温めることが出来ないのですが、1個しかないので大事に使っていこうと思っています
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
胃ろうがあった時は異物が体に入っている違和感がありましたが、今は胃ろうがなくなったことに違和感を覚えたりしています
リハビリの運動をしても柔軟体操をしても胃ろうが邪魔になることはありません。
着替えをしても胃ろうが引っかかったりすることがないんですよ。
それって当たり前のことなのですが、長いこと胃ろうを入れた生活をしていたので私にとってはそっちが当たり前になっていましたからね
しかし、この違和感は長く続かないと思います。
自宅に戻って1カ月ほどになり、今はこの生活が当たり前になったように、胃ろうのない生活にもすぐに慣れることでしょう。
なにせそれが普通なんですから
夫も書いていますが、食事中の口の痛みが減り、なんでも食べられるようになっています。
薄味にしているので味の濃いものは分かりませんが、ヨーグルトや梅干しの酸味もOK、キムチ、カレーもOKでした
日によって調子は違いますが味に関してはほぼ大丈夫で、昨夜は寒の土用の丑の日ということで、うなぎの蒲焼を一緒に食べました
まだ口は大きく開けないため、来月の節分で丸かぶりは出来ませんが、小さな節分豆を食べることは出来るかも
もう歳の数を食べるという無茶なことはしませんよ
昨日に続いての通院となりましたが、今日は胃ろうを抜いてもらうため消化器内科の受診です。
胃ろう造設手術を受けたのは2023年08月07日のこと
実に172日間、5カ月と19日もの長きにわたって私の腹に風穴があき、胃ろうのチューブがブラブラしていたことになります。
いやぁ〜邪魔でしたね、ホント、邪魔でしたよ
胃ろうを気遣っての生活も今日で終わり。
まだ抜いた部分がヒリヒリしますけど、数日後には以前のように動けるようになるでしょう
内視鏡によって胃に固定していた部分を外す処置を行いましたが、要した時間はほんの数分、たぶん3分くらいだったと思います。
むしろ事前の説明、のどの麻酔などの方が時間がかかったくらいでしたね
胃の穴はすぐに塞がるので麻酔の効果が切れる30分後には飲食可能と言われました。
そんなにすぐ塞がるものかと思いましたが、実際に飲んだり食べたりしても穴からピューっと飲み食いしたものが飛び出したりしませんでしたので、短時間で穴が塞がったのでしょうから人体の不思議を見せつけられた思いです
邪魔者扱いしてきましたが、胃ろうがなければ生きられなかったのも確かですから、2023年12月17日までの131日間も栄養剤を体内に送り込んでいてくれたことに感謝しなければなりませんね
胃ろう君、今日まで本当にありがとう。
でも、もう会うことがないことを願っているよ。
じゃあ、これでさようなら。
先月末に夫が退院をしてから、毎日胃ろうの周りを洗浄して新しいガーゼで保護をしています。
入院中に夫は一人で出来るようになっていたので、私がしているのはガーゼに切り込みを入れ、絆創膏を貼るお手伝いくらいです。
絆創膏は、肌に優しいものと、肌に触れないところは紙ばんそうこうを使うので2種類。
薬を塗るのに使う綿棒、ネット包帯もあります。
もう口から食べることが出来るようになっているので、胃ろうの管は使っていませんが、週に一度は水を流し入れるように指導されているため、水差しの容器もあります。
使うものが多く、かつ衛生面に気をつけなければいけないため、ビニールに包みまとめて箱に入れて、胃ろうセットと呼んでいました。
いつまで使うか分からないので、多めに買って大量に余ったものもありますが、足りなくなるよりはマシでしょう。
自宅での胃ろう保護は昨日で終了
残ったものは箱から出して、バンドエイドや包帯が入っているところに移動しようと思います
診察が早く終わり、戻る時間も早まったので帰宅前に妻と合流して買い物をすることにしました。
会ってすぐ、もう手術をすることはないだろうと妻に知らせて喜びを分かち合い、そのままスーパーに行ったのが間違いだったんでしょうか
気分が高揚していたのか、気が大きくなってしまったのか、ほしいと思う物を躊躇なく買い物かごに入れてレジに行くと、最近では見たことのない金額を叩き出して目が丸くなった私達夫婦です
でも、まあ、今日くらいは良いことにしましょう。
エンゲル係数が跳ね上がろうと、無駄遣いしたわけではありませんから
一時期の中国人に比べれば我が家なんて可愛らしいものですよ。
爆買いなんて言えない程度のお買い物、小爆買いでしかありません
今日は形成外科の受診のため病院に行ってきました。
悪天候だったので予定より1本早いバスに乗りましたが、遅れることなく1時間ほど前に到着したので受付を済ませたところ、予約時間よりかなり早く診察してもらうことができましたから結果的にラッキーだったと言えるんじゃないでしょうか
診察前、裂けたシーネを持ってくるよう言われていた口腔外科に行くと、私の顔を診た瞬間、何も言っていないのに
「ああ、シーネをお預かりする件ですね」
と受付の人に言われました。
7カ月間も入院して毎日のように診察を受けていたので、今も顔パス状態が続いているようです。
形成外科では移植部分の壊死した組織を処置してもらいましたが、とても状態が良くなっているとのことで、
「もう(4度目の手術しなくても)大丈夫でしょうか 」
という私の質問にネガティブ発言ばかりの医師が大きくうなずき、
「大丈夫ですよ」
と言ってくれたので目の前がパァっと明るくなりました
ずっと不安でしたし主治医からも予断は許さないと言われていましたから、それはもう小躍りせんばかりの嬉しさが全身から溢れてきましたが、診察室で踊っている場合ではないのでぐっとこらえましたよ、ええ。
とにかく、もう不安に怯える必要がなくなったのは嬉しい限りです。
外は相変わらずの悪天候でしたが、とても晴れやかな気分で帰路につきました
昨日から、唇の裏側に痛みを感じ始めました。
入れてもらった仮歯が当たる場所なので、来週の予約まで時間があるため、午前中に歯医者さん行ってきました。
兄ちゃん先生に痛い場所を伝えると
「そこの傷は僕が付けたんだ」
仮歯を入れるために歯を削っているときに、唇をデンタルミラー(小さい鏡)で押さえていて、傷つけたんだそうです
「難しくて長い時間かけて削ったから、そういうこともあるんだ」
さらに
「麻酔が効いている間は痛くなかったと思うけど、水が染みるでしょ。消毒しておくけど、そういう傷はすぐに治るから」
とのことでした。
確かに、昨夜はけっこう痛かったのですが、一晩寝ると痛みはそれほどでもなく、傷を確認すると赤くなっていたところは小さくなっています
私が痛いと言って行くことは、想定内のことだったようです
キャリアの長い歯医者さんですが、そういうこともあるそうです
少しずつ食べられるものが増えてきた私にとって最後の強敵、ラスボスは酸味でした。
今日の昼、妻が梅干しをたたいて練り梅を作ってくれたので、恐る恐る口にしてみたんですけど
なんと痛みは10段階中の2
ヨーグルトの味にもあれほど過剰反応していたのに今では痛み2程度で普通に食べていますし、毎日飲んでいた酢も復活させましたから酸味も克服できたんじゃないでしょうか。
これでもう、怖いものはありません
カレーもキムチも食べられますし、酢も梅もイケるのであれば、どんな料理だって食べられますもんね。
まだまだ続く寒い時期、キムチ鍋とかトマト鍋も食べられますし、水炊きや湯豆腐をポン酢で頂くことだってできます。
飲み込む訓練はまだまだ必要ですが、味に関しては克服できたと言って間違いないんじゃないでしょうか
着用しているシーネに亀裂が入ってしまいました
明日と26日は形成外科と消化器内科に続けて通院しますから口腔外科もついでに行って、新しいシーネを作る手はずを整えてもらおうと思い、病院に問い合わせてみたんですけど主治医が不在なのでシーネを預かるとのことでして
次の受診予定は2月5日なので約2週間ほどは予備として保管している以前使っていたもので、補強してもらっているシーネを装着して過ごすしかありません。
割れた部分を補強しているだけなので、なんとなく心もとないような気がしますけど仕方ありませんね
それにしても歯型からシーネを作るくらい他の医師でもできそうなものですけど、自分の患者は他の医師に診させたくないんでしょうか
なんだか良く分かりませんが、なるべくなら不便をかけないでいただきたいものです。