私は手術と抗がん剤治療に、少し離れた病院に入院をしていた。
退院後の外来も地元の病院に行っていたし、入院中に仲良くなった人達と会う機会がなくなってしまった。
今日は患者仲間からメールがあったが、体の痛みなど不安を感じていることが多いようだ。
担当の先生とじっくり話しをして、対処や解決法などを聞いたので、今は大丈夫とのことで、ちょっと安心した
治療が終わって嬉しいが、みんなに会いたいなぁ
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
長兄と電話で話しをした。
私の治療が終わったので、いずれ一緒に出かけたいと思っている場所がある。
とりあえず、私の治療が終わって髪が生えてきたら・・と話していたので、「髪の毛はどんな感じ?」と聞かれた。
兄は手術の時も来てくれたし、その後も何度か会っているが、私はずっとかつらをかぶっていた。
「まだツルツルだよ~。」明るく答えると、「そうかぁ。デジカメで、生えてくる様子を撮っておいて、あとで見せて。」と一旦は言ったが、「いや、やっぱりいい 。」と言う。
ツルツルの頭は、身内には、なかなか見せられないものだ
兄も妹の頭は、見たいような見たくないような、微妙なところらしい
妻は今でも足の付け根にあるリンパ節に多少の痛みが残っている。
それはガン細胞が転移しているのが原因ではないかと怯えていた
2月13日に PET検査をして 2月19日の医師との面談で結果を聞くまで、恐怖心との闘いは続いた。
妻の病気仲間で現在も治療を続けている人は、もの凄く肛門が痛くて苦しみ、それはガンが原因ではないかと恐怖心にかられていた。
実際には違うことが判明したが、みんなそれぞれ恐怖心と闘っている。
仲良くなったみんなより、一足先に完治して治療を終えた妻だが、新たな恐怖心との闘いのはじまりでもある。
抗がん剤治療を受けている間はガン細胞を攻撃し続けているが、それを終えた今はガンを抑え込む手段がない。
これからは再発するのではないかという恐怖心との闘いだ。
しかしそれも仕方がない。
これから一生、上手に付き合っていくしかないだろう。
(共に闘う夫)
抗がん剤の副作用で脱毛しているが、とうとうまつ毛も数本になった。
下まつ毛はほとんど無し
上のまつ毛は、4~5本くらい
まつ毛が無いと、目を閉じると瞼がペタペタと付く。
鼻毛がないと鼻水がダラ~と流れるので不便だが、まつ毛ちょっと違和感がある程度。
それでも、そろそろ抗がん剤の効力が薄れてくる頃なので、もうじき毛が生えてくる
髪の毛、まゆ毛、まつ毛は生えて欲しいが、無駄毛はいらないなぁ