私は、まだここにいます。
そう、まだ呼ばれていないのです。
昼食は、とうに諦めました。
呼んでくれるだけでイイです。
できれば早く。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
妻とビデ通しながらChatworkする練習をしていました。
あーでもない、こーでもないとやっていて、ふと気づいたんですよ
何も使い慣れないChatworkを使わなくても、パソコン版のLINEアプリを使えば良いと。
そんな訳で、スマホのLINEでビデオ通話、パソコンのLINEアプリでチャットという方法が確立されました
スマホだけを使ってビデオで顔を見ながらメッセージを送受信する方法もありますが、Android版のやり方が分からないんですよね〜
Googleさんに訊いても出てくるのは古い情報ばかりですし。
退院したら妻のスマホを見てみることにします。
毎朝定例の診察に行ってきました。
例のごとく、
「おかわりありませんか 」
「おかげさまで」
の会話でしたが、その後で三角定規のようなものを取り出し、
「口を開けてみてください」
と、言われたので大きく口を開けると、その定規のようなものを入れて
「まだまだ、まだ開きますよね」
と言われたので限界まで
「あ゛ーーー 」
と開けると、
「はい、イイですねぇ、55ミリです」
と言います。
何が良いのか分かりませんけど、とりあえず
「ありがとうございます」
と、お礼を言っておきました
もしかして、手術の際にどれだけ口が開くのか計測したのかも知れませんね
話好きの御婦人が入院していた2、3日間は笑い声がありましたが、それ以外は本当に静かな病棟です。
妻が入院していた病室はとてもにぎやかで、本当に病人なのかと疑いたくなるほど明るく、朝から晩まで楽しくおしゃべりをして大笑いしたりしていました
笑いがNK細胞を活性化させて免疫を高めるというのは医学的に実証されつつあるそうですから、病人にとっては大切なことですね
しかし、この病棟にはその笑いが決定的に欠けています。
でも、考えてみると当然なんですよね。
ほぼ全員が口やアゴを手術しているので、しゃべることなんかできません
コロナ禍じゃなければ外部から売れない芸人でも呼ぶという手もあるのでしょうけど
いえ、売れない芸人のネタじゃ笑えないでしょうね
前にも書きましたが、私は自身のことを合理主義者だと思っています。
良く言えば、合理主義者、低コスト追求型
悪く言えば、超面倒くさがり、究極のナマケモノといったところでしょうか
一度で済むことに二度、三度の手間をかけたり、毎回同じことを繰り返したりするのが面倒で嫌なんですよ。
仕事でも、決まったところに決まった金額の請求書を発行する毎月の作業が嫌で嫌で
それならばと、請求書を自動発行してPDFまでを自動生成し、それをEmailで各社に自動送信するプログラムを数日かけて作りました
家事手伝いを始めてからも、いかに動けば効率的に掃除ができるか、いかに準備を整えれば妻が楽に調理できるかなどを追求したりしています。
ちょっと矛盾しているようですが、楽をするためなら手間を惜しまないんですよね
などと言いつつ、過去から同じ失敗を繰り返したりしている私だったりしますけど