脱毛のペースが少し遅くなり、抜ける本数が少なくなってきた。
だからと言って喜べる状況ではない。
すでに多くの髪が抜けてしまっている。
女性にとって大切な髪を失うのは本当に悲しいだろう。
まったく同じ感情になることはできないが、苦しみは容易に想像がつく。
(共に闘う夫)
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
脱毛のペースが少し遅くなり、抜ける本数が少なくなってきた。
だからと言って喜べる状況ではない。
すでに多くの髪が抜けてしまっている。
女性にとって大切な髪を失うのは本当に悲しいだろう。
まったく同じ感情になることはできないが、苦しみは容易に想像がつく。
(共に闘う夫)
髪の抜けるペースが早まり、鬼のような本数になっている。
抜け始めてからある程度の日が経つが、やはりゴッソリ抜けると悲しみも大きくなるらしい。
妻にかける言葉はいつもと同じ。
「それは薬が効いている証拠」
(共に闘う夫)
妻の頭髪の脱毛は続いている。
頭皮がヒリヒリ、チクチクと痛いらしい。
それは抗がん剤が活動しているからなのか、その結果で毛根がダメージを受けているからなのか。
(共に闘う夫)
入浴していた妻が目にいっぱいの涙をためて浴室から出てきた
とうとう頭髪の脱毛が始まってしまったのである
覚悟はできていたはずだ。
頭では分かっていたはずである。
覚悟はできていても、分かってはいても実際に髪が大量に抜け始めるとショックは大きいらしい。
髪に指を入れると尋常ではない本数の毛が絡みついて抜けてくる。
やはりショックだろう。
妻に声をかける際の台詞は決まっている。
「薬が効いている証拠」
だから悲しくても辛くても頑張るしかない
(共に闘う夫)
今日も地元の病院へ行って来た。
何度も来ているが、いつも木曜日だったので、月曜日にだけ、女医さんがいるとは知らなかった
採血の結果、白血球の値は 1800。
極端に下がっていたので、また皮下注射を打ってもらってきた。
今日、皮下注射を打ってもらった看護師さんは、すごく上手で全く痛くなかった