誕生日らしからぬ誕生日も終わろうとしています
そして例によって消灯の時間が迫ってきました。
明日は久しぶりに妻と会うことができます
しかし、二人で厳しい話しを聞かなければならないのでしょう。
楽しみなようで怖いような複雑な心境です。
こんな心理状態でまともに眠れるんでしょうか
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
向かいのベッドの人は、高所作業員、俗に言われる鳶職(とびしょく)をしているそうです。
今日の理学療法士さんの卵との会話で知りました。
理学療法士さんの卵とは、まだ学生の女性で、この病院には研修で来ているようです
まだまだつたない会話ですが、彼女なりに一生懸命やっています
ただし、声がでかいんですよねぇ
遮るものはカーテンしかないというのに、普通の声で患者さんと接しています
彼女の研修中は、まだまだ情報がダダ漏れになるかも知れません。
隣の爺さんは糖尿病も患っており、1日2回の血糖値測定と毎食前のインスリン注射が必用です。
しかし、糖尿病って大変ですね
1日に何度も針を刺されるんですから
それまでの生活習慣が悪かったのだと言われればそれまでですが、糖尿病だけは患うものじゃありませんね。
いえ、悪性腫瘍だって患うもんじゃありませんけど
最近になって見るようになった男性は、驚く勢いでヒゲ剃りをします
電気シェーバーを使っているんですけど、
「もう少し落ち着いたら 」
と、言いたくなるほどせかせかと手を動かすんですよね。
一般の人が
『ジョ〜〜リ、ジョ〜〜リ』
と剃るなら、男性は
『ジョジョジョリ、ジョリジョジョ』
っていう感じで、4倍速くらいのスピードです
そんなに激しく動かさなくても剃れるのにって思ってしまうんですけど
私なんかヒゲが薄いものですから、あんな剃り方をしたらアゴが無くなるんじゃないでしょうか
今朝の散歩は神社までのコースを歩いてきました。
いつもの公園に行くことばかり考えていましたが、距離的にもいいのでここも定期的に歩こうと思っています。
そして今日は夫の誕生日なので、お参りもしてきました
いつも散歩のときに持ち歩くバッグの中に小銭入れが入っているので、お賽銭を出そうとしたら100玉がない
現金を使う機会が減ったので、小銭が入っているかどうかチェックするのも忘れていました。
10円が数枚、50円が1枚、1円も1枚、畳んだ千円札は入っていますが
誕生日にちなんで、61円のお賽銭にしました
ただこのお賽銭では夫を治してくれるか分からないので、また定期的に通ってお参りしようと思います。
また来たのか、はいはい、分かりました、と言われるくらいに通いますよ
でもスズメや犬に会える公園は楽しいので、神社コースはたまに程度になるかもしれません
バジルの葉も大きくなりました。
夫が一時退院をしたら、一緒に間引きをしようと思っていたのですが、それは叶わないことになりそうです
今日の血圧
朝 116-74(心拍数 65)
夕 126-73(心拍数 80)
知ってます
今日って、私の誕生日なんですよ。
しりませんよね、そうですか。
それなのに検査入院中だなんて
それなのに悪性腫瘍がみつかるなんて
それなのに一時退院ができないなんて
病院内では確認のためとか言って何度も生年月日を言わされるのに誰も誕生日を祝ってくれませんし
「なんて日だっ!」(©バイきんぐ小峠)
まあいいです。
ビデオ通話で妻に祝ってもらいましたから
身内だけの掲示板で義兄夫妻にも祝ってもらいましたし
これからも71年、81年と生き続けられるよう、鋭意努力いたしますです、はい
先日、持参したタオルケットにシミをつけてしまいました
家ではエプロンをして食事していますが、病室ではそうもいきません。
食べこぼさないよう、ずっと慎重に食事をしていたんですけどねぇ。
出された食事にソースが付いていたので、それの封を切ったところ、ピピッって
慌ててティッシュを水で濡らし、なんとか汚れを落とそうとしたんですけど
逆に汚れは広がるばかりで少しも綺麗になりません
そして、ガッツリとシミとなって残ってしまいました
妻に報告したところ、
「ソースはとれないかもねぇ」
と、言われてしまい
だって、不可抗力ってやつですよ、ソースの包装が悪いんですよ。
つくったメーカー、ちょっと来い
そのメーカーに損害賠償請求してやりましょうか。
午前中に診察と口腔内細菌検査は終了しています。
ただ、その場で結果がわかるものではないので、明日以降に聞けるでしょう。
主治医との話で、明日の14時30分に妻同席で今後の治療方針を聞くことになりました。
まだ正式な病名は知らされていませんが、主治医の口ぶり、ニュアンスからして難しい治療になるのではないかと思われます
検査入院後に一時退院し、その後に手術のため再入院と聞かされていましたが、どうやら手術前に抗がん剤治療が必要らしく、一時退院は水泡に帰してしまうようです
一時退院が一筋の光だったので、そこそこ落ち込んでます、私
きっと妻も残念に思っていることでしょう。
こどもうがいの男性も、隣の爺さんも甘え上手なんですよ。
看護師さんに
「よく眠れましたか 」
と聞かれると
「うーん」
などと答えています
「確かにあんたたちは夜中に起きるよ」
「でも、それのおかげで何倍も眠れてない男がここにいるんだよっ」
「おまけにあんたたちは昼間の大半を寝て過ごしてるだろうがっ」
「あれだけ寝りゃあ夜中に目ぇだって覚めるだろうよ」
と、彼らの耳たぶを132トンくらいの力で引っ張って怒鳴ってやりたい気分です
こっちはしんどい思いをしているというのに、看護師さんに甘えて眠れないアピールなんかしやがるんですよ、爺さんたちは。
ほんと、なんとかならないものでしょうか
毎朝定例の診察の前、医師の話を聞く前に必ず歯の掃除をしてもらいます。
朝食後に歯磨きはしていますが、念のための掃除なのでしょう
その際、たまに舌も掃除してくれるんですよね。
主治医に
「舌もみがいた方が良いんでしょうか 」
と尋ねると、
「舌は口の中で最も面積が大きいですからね」
「雑菌の繁殖もありますから磨いたほうが良いです」
とのことです。
舌を傷つける恐れがあるので歯ブラシを併用せず、専用のブラシを使うべきだとも教えてもらいました。
そして、舌にある味盲はデリケートなので2、3日に一度くらいが適切なのだそうです。
なるほどですね
退院したら舌磨きもしようと思います