部屋が変わって最初の夜です。
隣の爺さんは果たして3時に起きるんでしょうか
向かいのオッサンの夜はどうなんだか
とても不安な夜を迎えておりますが、とりあえずは消灯です。
それでは、おやすみなさい。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
向かいのベッドの人、ずっとカーテンが引かれているので姿を見たことはありませんが、なかなか動きが荒くて雑な感じで
棚やカーテンの開け閉めなど、人への配慮を一切しないタイプのようです。
あと、病室で大声で電話します
この病院は本当に無法地帯ですね。
夜中というか、朝方に問題になるのは隣の3時爺さんもですねぇ。
どうやら私と一緒で長期間の入院っぽいですし
ずっと夜中の3時に悩まされることになるんでしょうか
それとも、私にも耐性がついて気にせず眠れる日が来るのでしょうか。
妻が私の酒の量を規制するなどと、鬼か悪魔のようなことを言い出しました
口腔がんのリスク要因の1位が喫煙、2位が飲酒と知ってのことです。
タバコを止めたのは約15年前の2008年。
若い頃はドップリだったギャンブルからキッパリ手を引いて約30年以上。
あーそれなのに、それなのに
酒の量まで規制するとか言うんですよ
妻ってば、主治医との面談の際に酒に関して質問したりしまして。
主治医も
「お酒は控えたほうが好ましいですね」
「量を一日一杯にするとか」
などと、淡々とお答えになってくれたりします
私は父親譲りで酒には強く、呑み始めると焼酎のボトル半分以上(400ml強)は空けてしまいます。
あーそれなのに、それなのに、
「せっかく治っても再発したら困るからね」
などと言って私の酒量を監視する気満々なんですよ、妻は。
退院後、私は妻の管理下に置かれ、酒を飲む自由を奪われてしまうのでしょう
今朝は、また神社コースを歩いてきました。
前回はお賽銭をケチってしまいましたが、今日はきちんと入れて、今日のポート手術が無事に終了し、来週からの抗がん剤治療が予定通り始まることをお願いしてきました
そして午前中は夫に頼まれたものを買いに行ってきました。
夫は色やデザインのセンスが私とは全く違うので、これはダメだろうなと思うものはパスして、なんとか気に入りそうなものを買いました。
私チョイスを喜んでくれるといいのですが
今日のバジルです。
移植は成功したようで、しっかり立っているので安心しました。
今日の血圧
朝 125-74(心拍数 91)
夕 136-88(心拍数 76)
一人で散歩をするようになり、最初は不安になることばかりを勝手に考えすぎて辛かったのですが、昨日くらいからようやく落ち着いてきました。
食べるのも喉を通らず無理やり口にしていましたが、昨日は普通に食事が出来ました
そして夜も何度か目を覚ましましたが、そのあと寝付くことが出来たので、なんとなく今の状況を受け止められるようになったのではないかと思っています。
しっかり食べて、ちゃんと寝て、私も体に気をつけていこうと思っています
午後の手術で足の付け根に埋め込まれたCVポート周りに痛みがあります
入っている管が痛いのか、メスを入れられた傷が痛いのか
ひどい痛みではなく、10段階の3といったところで、じっとしている分には痛くありません。
しかし、体勢を変えようと思って動いたり、立ち上がろうとした時、歩きはじめなどに鈍痛があります
まだ今日の今日、さっきの今ですからね、手術をしてから。
「局所麻酔が切れたら痛みが出ると思います。」
と、看護師さんも言っていましたし。
手術後も食事制限や運動制限はないと聞いていたので、痛みなんか無いか、あったとしても軽いものだろうと勝手に想像していたので、そのギャップが少し辛いですね
まあ、大人しくしてたらイイんでしょうけど
先日、主治医から壁深達度とステージを告げられたときは本当にショックでした
しかし、一時退院ができなくなったことのショックも大きいものがありまして。
それを心の拠り所にしていたこともあったので、なんだか主柱を抜かれた気分です
でも、それは妻も同様でしょうから、私一人で悲しんでばかりもいられません。
そして他にもショックだったのは、やはり頭部MRIで発覚した右脳の件ですね
MRI画像を診せられた時のショックは忘れません。
私の右脳には、あるはずの血管がなく、枝分かれする部分で枝分かれせず、血管が一本もないんですよ
許可を得て写真撮影したら良かったと今は後悔していますが、あの画像は本当に衝撃的でした。
そして、右脳の前後には普通の人では見られない太い血管
自分が異次元の生き物、異生物のように感じてしまいました。
まあ、そのショックも持続時間5分くらいで、医師から先天性のものと聞かされてからは逆に自分の体が面白くなってきましたけどね。
ブログや人に話すネタになりますし
12時45分にX線室に到着。
何度か撮影して血管の位置を確認しながらポートを埋めるので手術室じゃなくX線室でやるんですね。
下着も脱がされ、アノ部分に紙製のものを貼られたり、尻の下にシートを敷かれたり、事前のレントゲン撮影をされたりと準備段階で15分。
13時ジャストに手術が開始され、足の付け根に局所麻酔を何箇所か射たれました。
そんなところに注射されたことなんかないので超絶的に妙な感覚です
そして、体にメスが入れられ管(たぶん)をグリグリ挿入されたのが最も痛みを感じたシーンでした
実に手際の良い執刀医で、管が入ってからは何度かのレントゲン撮影で問題ないかを確認、チクチクっと何針か縫って傷口を塞ぐまで実質10分程度の手術でしたよ。
それからはドラマでもよく見る黄色い消毒液を拭いてもらい、下着を身につけて病衣を着て、念のための車椅子を待つこと数分
13時15分にはX線室を出ましたので、合計30分程度の簡単な手術でした。
今日は念のために階段の昇り降りは禁止。
柔軟体操も禁止とのことです。
でも明日になれば何をしても構わないらしいので、また院内運動を再開したいと思います
まだ午前中だと言うのに大忙しです
8時50分くらいに部屋の移動を告げられ、ワタワタと荷物整理をしたところでスタッフ数名が来て移動開始
今度の部屋は613号室と、私の誕生日(6月13日)と奇しくも一緒になりました。
今度は窓側なので陰々鬱々とした雰囲気はありません
ただ、驚いたことに3時のガタゴト爺さんが、前回と同じく左隣りにいました
果たしてまだ3時に起きて何やらガタゴト、ガサゴソするんでしょうか
部屋移動が終わったと思ったら診察の呼び出し。
部屋に戻って荷物の整理をしていたらCVポート留置手術が13時頃にあるとの連絡。
そうこうしているうちに係の人が来てベッドのシーツの交換
ひどく慌ただしい朝です
私の正式な病名が判明したため新たなカテゴリーを作り、記事を整理しました。
画面右メニューの『カテゴリー』の表示方法も変更して妻の『子宮体癌闘病記』と私の『扁平上皮癌闘病記』に分け、子カテゴリーを折りたたみましたのでスッキリしたんじゃないでしょうか
それぞれの項目の前にある『▶』をクリックすればビロ~ンとサブカテゴリーが表示され、もう一度クリックするとシュシュと閉じます。
入院してからというもの、狂ったようにブログを更新してきたため記事数が多く、すべてをカテゴライズするのは大変でしたが、そこはそれ、例の性質が頭をもたげ、とにかく一気にやってしまいたいという欲求に勝てず、トータル3時間ほどでやってしまいました
カテゴリー分けの完了に伴い、当ブログのタイトルも『扁平上皮癌・子宮体癌闘病記』に変更してあります。
目も頭も疲れましたが、今はとてもスッキリした気分です