抗癌剤投与の翌日の朝を迎えました。
投与中の吐き気の他、遅れてくる吐き気もあるとのことで、今日も油断はできません
もし吐き気がしたら、それに対処する薬もあるというので少し安心です。
でも、今のところ吐き気はおろか、筋肉および関節痛もなく、いたって普通の朝を迎えております
抗癌剤の投与中はベッドの上から動けないという難点はありますが、こんな感じで6週間の手術前薬物療法が続くのであれば、何とか耐えられそうです。
いえ、どんなことがあっても耐えなければいけないんですけどね
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
昨日の抗癌剤投与開始からずっと体にはホルター心電図が装着されたままです。
薬の投与中に心肺停止になるような重篤なアレルギー反応が出た際のことを考慮してのことでしょう
左腕に刺されていた点滴用ラインは先程外されましたが、ホルター心電図は今も繋げられたままでして
いつものこの時間は階段などをウロウロして院内運動をしているのですが、機械をぶら下げたままでは無理なので、今日は休みにしておきます。
それにしても、いつまで装着していなければならないのか
海外の医療ドラマを見ていても、さっきまで笑っていた人の容態が急変して発作を起こしたり、心肺停止状態になったりするシーンは数多く見ますからね。
念には念を入れるということなのでしょう
昨夜、初のPCE療法が無事に終了いたしました
最初に投与したアービタックスで若干の熱が出てしまい、点滴時間を長くしたこともありますから決して無事という訳でもないんですけどね
それでも極端な副作用に襲われることもなく、今後もPCE療法を受けることが可能だと分かりました。
これは一つの吉報です
これができなければ、悪性腫瘍を小さくすることができませんからね。
後は血液検査などで腎臓、肝臓の数値が悪化していなければ良いのですが
この治療は6週間続きますので、まだ始まったばかりです。
第二回目でも強い反応が出ませんように
昨日は午後から凄い量の水分を体内に投与したにも関わらず、点滴中の8時間40分の間でトイレに行ったのは一回だけでした
体に入った水分はどこに行ってしまったのでしょう
体は薬に含まれるものは水分と認識しないのでしょうか
とても不思議だったので、先程の診察の際に主治医に訊いてみたところ、
「昨日は昼食を抜きましたからね」
と、仰っていましたが、
「とても良い質問、良い情報をいただきました」
と、言い、
「腎臓に負荷がかかっている可能性がありますので尿検査しておきましょう」
とのことでした。
人間は1日2リットル程度の水分を必要とするもので、排尿は1日5回以上あれば問題ないそうです。
昨日も合計で5回の排尿があったんですけどね
それでも念のために尿検査しておいてもらったほうが安心できるというものです。
これから待ち受けているのは実に過酷な闘病生活だと思われます。
6週間の手術前薬物療法は副作用が軽く済んでいるので助かっていますが、手術後はリハビリ、自分自身の体との闘いです
アゴの手術をするため、当分は食事ができず、口を開くこともできません。
動かさないことで筋肉が固まるのと、大手術で様々な部位を顔に移植するため感覚が別物となり、それに慣れるための訓練が続きます。
口から食べる訓練、会話する訓練
とにかく100%の回復を目指して頑張るつもりですが、そこにたどり着くまでは長い道のりとなるでしょう。
手術後は一週間くらいICUに入るそうですが、パソコンを触ることができるまで何日かかるのか、立ち上がれるようになるまで何日を要するのか。
最初は話すこともできないので、妻との面会はできるのか
面会できたとしても、パソコン上での会話になるでしょうね。
先を思うと気が遠くなりそうですが、それでも気力だけはあります
何が何でも自宅に帰りたい。
私の願いはその一つだけです
今日は私が歯医者さんの予約が入っていたので、朝一番に行ってきました。
兄ちゃん先生は、夫のことをとても心配していましたが、いよいよ抗がん剤の治療が始まり、最初のアービタックスで熱が出て・・と話そうとしたら
「そういうことは、わからない」
と
抗がん剤の薬の名前については、ご存知ではありませんでした
その後、心配をしてくれているからだと思いますが、ご自分が倒れて救急搬送されたときのこと、来月には白内障の手術を受けるとか、奥様も不整脈で病院に通い出したとか、助手の女性が先日まで1ヶ月ほど入院をしてようやく復帰できたことを話してくださり、みんな色々あるからと言いたかったのだと思います。
お気持ちはよくわかったので、私はまた2週間後に予約を入れて帰ってきました
その前に朝の散歩で、久しぶりにコタロウくんに会いました
夫がいつも首周りをコリコリしてあげていたので、私にも首筋を近づけてきましたが、どうもいつもと違うと感づいたようで、そっと離れていきました
コタロウくんに会えたので今日は神社コースを歩いてみて良かったです。
午後からは約束通り、お隣のソラくんが遊びに来て、今日は2人で「だるまさんが転んだ」「かくれんぼ」をしました。
2人だから、すぐに終わってしまいますが、何度もやっていたので楽しかったようです。
とてもソラくんに癒やされています
今日の血圧
朝 116-78(心拍数 76)
夕 118-64(心拍数 79)
音楽配信のSpotifyにはプレイリストというものがあり、世界中の誰かが何らかのテーマで曲を集めて公開してくれています
抗癌剤の副作用にうんざり気味になった時に備え、『元気が出る』、『テンションが上がる』、『力が湧いてくる』などのキーワードを含むプレイリストを探してみました。
やはり世の中にはそういう曲を集めていてくれる人がいるものですね
何個か見つけることができたので、昨日の点滴の間に気に入ったものを再生して聴いていました。
それが、なかなかどうして
確かに前向きになれる曲ばかりが集められていてイイ感じです。
ただし、すべて洋楽なので何を言っているのか分かりませんけど
20日に便秘薬が復活しましたけど
まだなんですよね〜
でも、そろそろ下っ腹がゴニョゴニョいってきましたので今日明日中には出るんじゃないでしょうか。
看護師さんは
「困りましたねぇ」
と、両手を腰に当てて渋い顔をします
だって、出ないんですもん
そんな顔されたらプレッシャーで余計にでなくなるじゃないですか。
なんか、出る気配がしてきてますから、もう少々お待ち下さい