感染してはいけないと、病室の移動を強いられました
ヘルパーさんたちの動きは見事で、あっという間、10分もしないうちに移動が完了。
今までは東病棟の北側でしたが南側に移ったので日当たりが良く、部屋の中はポカポカです
なんだったら退院する29日までここにいてイイですよ。
気楽ですし、妻とのビデオ通話で声を出せますから
でも騒ぎが収まったらまた大部屋に移されるんでしょうね。
だったら613号室の2番、元いた場所に戻してください
知らない部屋の知らない場所は嫌ですよ
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
深夜1時に目が覚め、トイレに行ってベッドに戻るもなかなか眠れず、これは久々に眠れない夜を過ごすのかと覚悟したところ、朝5時の採血で看護師さんに起こされました
いつの間にか眠っていたんですね。
それにしても隣のベッドの爺さんは、夜中に棚を開けてゴソゴソとしてみたりしてたかと思えば急にイビキをかいて寝たり、寝てたかと思えば急に起き上がってトイレに行き、戻ってきたかと思えば直後に寝息をたてていたりと、忙しいので気になって仕方ありません
そんなことを気にしつつも眠っていたんですね。
あの眠れなかった日々、こうして眠れる日は二度と来ないのではないかと、とても不安なまま過ごしました。
今は眠れるようになったことに心から感謝しています
年賀状について夫と話しましたが、結論は出ませんでした。
義母の分はうちで印刷をして出していましたが、本人に聞いたところ止めてもいいと言っていたので、来年の年賀状から出さないことにしました。
我が家の年賀状は、夫はやめてもいいし、私がまだ出したいのであれば出してもいいと言ってもらいました。
私は枚数は少なくなりましたが、まだ出したいと思っています。
ただ年賀状の印刷は私が宛先、夫がデザインを担当して分担しています。
夫が家に戻るのは29日
年賀状だけ購入しておいて、届いた方だけに送るようにしてもいいかなと考えているところです。
そうすれば、うちの年賀状が届いたから送ってくれる人というのも分かります。
出す人、やめる人を見直すきっかけにもなりそうです
今日からこんなメニューで嚥下訓練(食事を兼ねる)が続きます。
ただし、夜は牛乳は出ませんけど。
私は夜も飲んで構わないんですけど、1日2パックでカロリーが足りるのだそうです
ひとつ判明したのは、牛乳を飲む際の痛みが異なっていた件。
牛乳を飲んで痛みがゼロになったはずなのに痛みレベルが7に戻ったのは、単に牛乳が冷えているかどうかの違いだったんです
右頬の移植部分は冷たいものを口に含むとかなりしみるので、それの痛みだったわけですね。
今日は牛乳パックを暖房の上において温めて飲んでみましたが、やはり痛みレベルはゼロでした
イノラス300mLに牛乳180mL、おかゆにも相当量の水分が含まれていますし、食後に水で薬を飲みますからお腹はチャプチャプ状態になってしまいます。
でも、チャプチャプがなんですかっ
”本” 退院できるならそれくらいのこと、たいしたことないですよ。
これから一週間、痛かろうがチャプチャプだろうが頑張りますよ、私は
今日は主治医から悪い話と良い話を聞かされました。
まずは悪い話としては歯のかみ合わせが変になっている件で、これはこのままか、もっとズレる可能性があるとのこと
顔の右側のアゴなど大部分を切除したため筋肉も切断しており、移植した筋はまだ萎縮し続けていて力も弱く、左側のほうが筋力が強いためアゴが引っ張られて噛み合わせがズレてきているのだそうです。
ズレはここで止まるのか、まだ引っ張られて動くのかは分からないと言います
どんどん受け口になってアインシュタイン稲田のようになるのは嫌ですから、何とか止めてください
次に良い話ですが、な、な、なんと29日の退院が ”一時” ではなく ”本” になるかも知れません
今日から始まった経口摂取のみの栄養補給で問題なければ来年から外来で良いのではないかと主治医が言ってくれました
4日に戻ってこいと言われていたのが戻らなくて良い可能性が出てきたんですよ。
これから28日までの約2週間で経過観察、検討するとのことでした。
こんなサプライズってあるでしょうか
にくいよ、この、色男
嚥下訓練の理学療法士さんも後押ししてくれるようなので、”本” 退院できる可能性はかなり高まってきたんじゃないでしょうか
こんなに長く入院するつもりはありませんでしたよ、もちろん。
だって最初は検査入院っていうことでしたから。
その検査入院中に癌だとかって言われて本格的な入院生活になってしまい、それからも自分の意思とは裏腹に延々とベッドの上にいるわけです
7月の一時退院に続いて今月末にも一時的に退院しますけど、また戻って来いとか言うんですよ、主治医は。
当初、聞かされていたのは8月末に手術、その後2、3カ月で退院ってことだったので、早ければ10月、遅くても11月には退院できるってことですよね
それなのに年が明けたら戻ってこいとかぬかしやがるんですよ、主治医が
ああ、そうかい、そうきたかい。
帰ってきますよ、ええ、そう言うんなら仕方ないから戻ってきますよ
でも、すぐに本当の退院してやるんです。
今週から朝昼晩とも胃ろうからの栄養補給なし、経口摂取だけで必要カロリー、栄養価を満たす訓練が始まりますから、それをクリアすれば胃ろうの抜管の可能性が見えてきます
胃ろうを抜いて、ざまあみろっ退院の条件の二択のひとつをクリアしたぞと主治医と掛け合い、すぐにでも退院してやります。
もうこれ以上の入院生活は嫌ですからね