抗がん剤治療は終わったが、まだ髪は生えていない。
今の頭はこんな感じ
自分の後姿は、なかなか見ることは出来ない。
また夫に写真を撮ってもらおうかと思っている。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
手術をしたのは 8月27日 。
それから半年が過ぎた。
たまたま昨日、「まだ、しっかり跡が残っているでしょ。」と夫にお腹の傷跡を見せたところだった。
「あ~、本当だ。もう、なかなか傷跡が消えにくい歳だからね。仕方ないね~。」
確かに、腕にも注射針の跡がいっぱい残っている。
当たっているだけに返す言葉がなかった
見せて損した
病との闘いが終わりを告げたことを知らされたのは 2月19日のことです。
つまり、ちょうど一週間前ということで、つい先週のこと。
「何もかも、みな懐かしい」 (©松本零士『宇宙戦艦ヤマト』)
なんだか遠い昔のように感じます
いえ、そんなに前のことであるはずはありません
でも、あれが一週間前のことだとは
ちょっと時間感覚が狂っているようです
(共に闘う夫)
今日もボチボチ、入院バックを片付けている。
入院中に使っていた お箸、スプーン、フォーク。
そして、お茶漬けの素
抗がん剤治療中は、ご飯が食べたくなくなる。
食べたいものを売店で買って食べたりもしたが、買いに行くのが面倒だったり、しんどい時にはお茶漬け。
このノーマルなお茶漬けが一番食べやすかった
今月まで毎月入院をしていたが、治療が終わったので、入院時に使っていたバッグを片付けなければいけない。
実は、洗濯物だけは洗ったが、毎月持ち込んでいたものはバッグに入ったまま
せっかくなので片付けをしながら、いつも使っていたものを紹介してみようかと思っている。
意外に便利だったのが、洗濯バサミとS字フック。
バスタオルはベットの柵にかけていたので、大きい洗濯バサミで止めておくと、落ちなくて便利だった。
あとはテレビ台に付いているタオル掛けに、ハンドタオルを掛けていて、何度か落ちてしまったので、小さい洗濯バサミも持ち込むようにした。
そしてちょっとした袋をぶら下げるのに、S字フックもあると便利。
どれも小さなものなので、持って行って損はない
手術と抗がん剤治療のために大学病院に入院してからは、CEA・CA125・CA19-9 の3つの腫瘍マーカーを検査してもらっている。
先生の話しによると、子宮体がんの場合、特に気をつけているのは CA125(参考値 1~35) のようだ。
最初に地元の病院で検査をしてもらった時は 24で基準の範囲内だったと聞いた。
しかし8月の手術後の数値は 58くらいあったそうだ。
その後は、プリントを貰っているので数字が残っている。
10/9 CEA 0.8 CA125 18.1 CA19-9 6.5
12/4 CEA 1.3 CA125 10.8 CA19-9 8.1
01/8 CEA 1.2 CA125 11.8 CA19-9 6.6
02/5 CEA 1.4 CA125 11.8 CA19-9 6.8
今のところ、どれも参考値の範囲内なので、問題はないらしい。
CA125は、35 までなら正常値らしいが、手術をしたような人の場合は 15 までなら大丈夫、それ以上となると怪しいと思った方がいいと言われた。
次の検査は4月。
ちなみに、3つの検査までなら保険の対象になるそうだ。
抗がん剤の副作用として、白血球の数値が下がる。
白血球は身体に入ったばい菌を殺す働きがあるので、減少すると感染しやすくなる。
すごく下がってしまった時には、皮下注射(ノイトロジン注)を打ってもらった。
この注射を打つかどうかは白血球だけでなく好中球の数字も関係してくる。
目安として 白血球×好中球 ≦ 100000
たとえば 白血球 2600、好中球 47.8 % の場合は、
2600 × 47.8 = 124280
100000 を超えるのでOKということになる。
こういう計算の仕方は、先生や看護師さんではなく、
患者さんから教えてもらった。
先輩患者さんたちには、色々と教えてもらってありがたかった。
術後に、先生から正座はしないようにと言われていたので、なるべくしないようにしていた。
もう6ヶ月にもなるし、昨日は法事があったので、お経の間30分ほど正座をしてたら、夜になって足全体がだるくなった
薬を飲むにしても、だるいだけなので、鎮痛剤を飲むのも変だし、アレルギーでもないし、結局は飲まなかった。
手術をしてから半年になろうとしているが、まだ正座はしない方がいいようだ