少なからず願いが通じたのか、夜中に目覚めたのは2度だけでした。
1度は人の声、2度目は単にトイレに行きたくなって
隣の爺さんに装着されている機器のアラームは鳴らなかったようです。
おかげさまで睡眠時間は十分、割りとスッキリとした目覚めとなりました
ただし、今までの蓄積があるので疲労感はぬぐえませんが
もう検査はないので今日もヒマな一日のはじまりです
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
以前、背が縮んだと書きましたけど
今回の入院の際、身長と体重を計測しました。
その時、
「身長は171.6ですね」
と言われたんですよ
背が縮み続け、もう170センチそこそこしか無いと思っていたので驚きです
で、思い返してみると、毎年の健康診断で行く病院が使っている身長計は経年劣化が著しく、支柱がグラグラしているような代物なんですよね。
そんなもので測るから結果が不安定だったり、毎年傾きが激しくなっているからどんどん低く計測されるんじゃないでしょうか
とにかく、私の身長は悲観するほど縮んではおらず、四捨五入すればまだ172センチと言っても差し支えないくらいはあるのだと判明しました。
そんなわけで、みなさん、私の身長は172センチでございます
4月の抜歯以来、ずっと歯ぐきからの微量出血が続いています
一日中ではなく、何時間かに一度くらいの割合で口の中に血の味がパーっと広がるんですよ
それを主治医に伝えると、
「わずかな出血でも続くと貧血になるおそれがありますので気をつけてくださいね」
と言われました。
入院以来、採血で計500ccは軽く抜かれているので今さら感はありますが、院内運動で階段の昇り降りをする際などは、しっかり手すりにつかまるようにしています
もともと赤血球が少ない体質らしく貧血気味なので、余計に気をつけなければなりませんからね。
過去に母が貧血気味と診断されましたが、それは大腸がんによる微量出血が続いていたからだと思われます。
手術をしてからは一度も貧血で倒れたという連絡がありませんからね。
わずかな出血でも続くと怖いものです
今回持参したノートパソコンは、昨年末のAmazonブラック・フライデー・セールで購入したものです。
頭の片隅には、ちょっとだけノートパソコンがほしいという思いがありましたが、決して積極的なものではなく、漠然と思っていただけだったんですよ。
ところがセール内容を見てみると、30%、50%OFFは当たり前、中には70%OFFなんていうのもありまして
そこで目に飛び込んできたのが、WindowsマシンではなくChromebookというGoogleのChromeOSで動作するノートパソコンです。
価格は驚きの2万円台
タブレットよりも圧倒的な低価格じゃあ〜りませんか。
そこで思わずポチってしまった訳ですが、結果的には大正解でした
入院する前から趣味で続けていることに活用して大いに役立っていましたし、今回みたいに狂ったように更新しているブログもノートパソコンがあってのことです。
おまけに病室にある棚の鍵がかかる引き出しにもピッタリなので盗難の心配もありません
このノートパソコンから自宅のデスクトップパソコンを遠隔操作して仕事もしてますし。
日々のメモ、ブログの更新、妻とのLINEなどなど、病室で大活躍しております。
ああ〜、本当に買っておいて良かったぁ〜
ただ、これに頼りすぎるため、フリック入力は速くなっていませんが
昨日の投稿の続きになりますが、私の左足のスネにはアザがあります。
全身紫色の仮死状態で生まれた私は、取り上げられて数分後にやっと産声をあげたとのことでして
そして、自発呼吸が始まると紫色だった肌が少しずつ普通になってきたらしいのですが、母に初めて抱かれたときは、まだ左半身が紫色のままだったので、それを見た母は
「なんて可哀想な子を産んでしまったのだろう」
と、私の将来を悲観したそうです
しかし、左半身全域だった紫色の肌も、顔が普通になり、腕が普通になり、胸が、上半身すべてが・・・と、徐々に範囲が狭まって、最後に左足のスネにトランプのダイヤ型のアザを残すのみとなりました。
綺麗な足ではないので人様にお見せできる代物ではありませんが
形はビローンと伸びてしまったものの、今でもクッキリとアザは残っています。
まるでホクロの集合体のように見えますが、たしかに私ってあまり顔や体にホクロがないんですよね。
約61年が経過しても消えないこのアザは私のシンボルとなっており、
「身元不明死体になっても足を見たら分かるね」
などと、妻は言います
確かにそうなんですけど
まあ、そんな事態になった場合には、身元確認をお願い致します。
今日一日、まったく声を出していません。
そう気づいたので、さっき「あー」と声を出してみました
ふぅ、はぁ、と無意識に息は出ますが、声は出ないものですね。
現在、夫は検査入院ですが、のちに手術を受けたあと何日かはビデオ通話で会話も出来ないでしょうし、そうなると私も声を出さない日が出てくるでしょう。
とりあえず独り言をブツブツ言ってみましょうか
それがいつの間にか癖になり、夫が帰宅した際に、独り言が多いと言われてしまうかもしれないですね
17日目のバジル。
3~4枚目の葉も大きくなってきました
今日の血圧
朝 119-68(心拍数 63)
夕 119-67(心拍数 74)
今はもう、検査で転移がないことが判明しましたので気持ちは落ち着いています。
あえてネガティブ・シンキングをしていたので、最悪の事態にならなかっただけ儲けものだと思える訳で
実は、本当に転移を恐れていましたし、怯えながら何週間も過ごしていました。
それは、もしやと感じることが複数あったからです。
もう何カ月も前から首の右側に張りがあり、押すとリンパ節あたりにピリピリと電気が走るような軽い痛みがあったので、
「もしや、いや、たぶんリンパ節転移かも」
などと恐れていました
そして、同じく何カ月も前から右頭部に違和感を覚え、握りこぶしでグリグリとマッサージをしていて、妻に
「どうしたの 頭が痛いの 」
と、聞かれたことが何度かあります。
その妙な違和感に対しても
「もしや脳転移かも」
などと怯えていたんですよ
右目だけ極端に、そして急速に視力が悪化したのも転移
頭痛とはほぼ無縁だったのに、たまに右こめかみあたりが痛いのは
などなどと、ネガティブスパイラルが止まらない日もありました。
そんな日々も今は昔。
その重圧から開放されただけで、病気がひとつ治った気分です
病院の食事は決して美味しいとは言えませんが、出されたものは残さず食べるという昭和初期の考えを持つ母親の教育をもろに受けた私は、なるべく残さず食べるように努めています。
しかし、おかずは完食できるものの、お米の量が普段の2倍くらいあるので食べきることができません
それでも頑張って食べますが、1/4は残ってしまうんですよね。
先程、食事を終えて歯みがきをしていると、洗面所まで看護師さんがやって来て
「食事はお下げしてよろしいですか 」
と、聞いてきます
いや、食べ終わったからベッドにおらず、もう食べないから歯をみがいている訳で
たぶん、看護師さんの実習教育とかで、必ず下膳しても良いか確認するようにって教えられたのでしょうね。
何もそんな杓子定規にならくても
とりあえず
「下げて構いませんよ」
と、答えておきましたが、洗面所まで追いかけてきて聞かなくても、それくらいは応用を利かせてください。
真面目なのは良いことですが、もう少し臨機応変にやりましょうよ