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またまた正式病名の訂正

今朝の診察で主治医に確認したところ、私の正式な病名は扁平上皮癌に変わりはなく、その亜型で上顎癌なのだそうです。

そして、その中でも面倒な紡錘細胞癌という訳で

いわば、私達人間が
霊長目 → ヒト科 → ヒト
であるのと似たようなもので、
扁平上皮癌目 → 上顎癌科 → 紡錘細胞癌
ということになるんでしょうか

なんだか良く分かりませんけど、治るんなら何でもイイです

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味変実践

今日の昼ごはんの主菜も魚の煮物

それも醤油ベースのものだったので、実践してみましたよ、味変を。

妻が届けてくれた『柚子胡椒』をつけて一口。

・・・

おおっ これは合いますね

そろそろ飽きている味付けが柚子胡椒によって激変しました。

ピリッとした口当たりに柚子の風味が漂って、ちょっと高貴な感じです

調子に乗って毎回味変すると、そっちも飽きてしまったら困りますので、何度かに一回というペースで味変を楽しみたいと思います

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要望外物資

妻が主治医の話を聞きに来た際、追加物資を運んできてくれました

私がお願いしたものは完璧に揃っています。

しかし、中には要望していないものも含まれており

まずはチューブの『柚子胡椒』。

以前、味変に関して話した時に柚子胡椒のことを言ったのを覚えていてくれたのでしょう。

なんと気が利く妻なんでしょうか

そして、もう一つは『シミとりレスキュー』。

こちらに関しましては、私がタオルケットにシミをつけてしまったとの報告を受けて準備したと思われます。

どうせヒマなんだからシミぬきでもしてろってことでございましょう

はい、やっておきます。

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来週からの癌薬物療法

来週から始まる抗がん剤治療に用いるのは以下の3点のカクテルで、
・パクリタキセル
・カルボプラチン
・アービタックス(セツキシマブ(一般名))
手術前に腫瘍細胞を縮小する目的で施行する、PCE療法という術前薬物療法であるとのことです。

様々な副作用が考えられ、重篤な反応が出た場合は薬剤を変更するか、治療中止になってしまいます

副反応が出やすいのは現喫煙者、マダニに噛まれたことがある場合らしいのですが、私は両方とも当てはまらないので大丈夫なんじゃないでしょうか

で、一般的な副作用としては、お決まりの脱毛と吐き気なのだそうです。

吐き気に関しては、妻が治療を受けていた2008年当時からすると劇的に効く薬があるので多くの場合は抑えられるとのこと。

脱毛は仕方ないですね

私の頭は傷だらけで形も良くないのが難点ですが

まあ、治療が終われば生えてきますし、人生初のスキンヘッド、その後の坊主頭を楽しみたいと思います

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私の今後

治療の開始はなるべく早いほうが良いという主治医の言葉に従い、来週から抗がん剤治療が始まります。

腫瘍が深く、広範囲なため、まずは抗がん剤で小さくしてから手術という段取りです

その抗がん剤治療は6週間、8月の中旬に術後の栄養補給のための胃ろうを埋め込む手術

8月下旬(25日を予定)に摘出手術となるようです。

そして、その前、今週の金曜日に抗がん剤投与のため、大腿静脈にCVポートというものを埋め込みます。

点滴で何度も針の抜き差しをするのを避けるのと、確実に血管に抗がん薬を送り込むためのものです。

何でも抗がん薬が漏れると皮膚などの細胞が大きなダメージを受けるのだそうでして

やっぱりそんなに強い薬なんですね

で、来週から薬物療法が始まる訳ですが、初回は重篤な副作用がないか主治医も見守るということです。

人にジーッと見られていたら照れてしまって、変な反応がでないか心配です

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入院生活十八日目 採血

本日より、『検査入院生活』から『入院生活』に変更しましたが、日数のカウントはそのまま継続です。

昨日は激しく疲れたので、ゆっくり寝ていたかったのに今朝は採血で起こされました

まだ頭がボンヤリしていますが、一晩寝たらさらに心の整理ができて気分も落ち着いた感じです

四の五の言ったって始まりませんし、こうなってしまったからには取り返しがつきませんし、今となってはまな板の上の鯉状態ですしね。

もう、どうにでもしてくれっ!

治してくれるなら何をしてもイイですよ

好きなようにしてくんなっ!

生きて家に帰してくれるなら

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消灯 2023-06-14

主治医からの説明を聞いたときは少なからずショックでしたが、想像していた最悪より少しマシだったので今は落ち着いています。

夕食も普通に食べられましたし、とにかく疲れたので眠れそうです

ただし、周りが静かだったらという条件付きですけどね

今日はあまりにも疲れたので細かいことは明日になってから頭の中を整理してブログに書くことにします。

さて、もうすぐ消灯です。

おやすみなさい。

追記:
私の正式病名は『右側上顎癌』でした。
訂正してお詫び致します。

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週末気分 2023-06-14

今朝も目ざまし時計が鳴る前に起きてしまったので、いつもより早めに家を出て散歩をしてきました。

今日は、夫が検査入院をしている病院に行くため、お昼前に家を出なければいけなかったので、朝から早めに行動するのでちょうど良かったです。

ただ電車の関係で、1時間半くらい前に着きそこから1人で時間を潰して、いよいよ久しぶりに夫に会えました

毎日、ビデオ通話しているとは言え、やっぱり直接会いたかったです

先生のお話については、夫が詳しく書いてくれているので私は触れませんが、これから長い戦いが始まるということだけは認識しています

それから病院の隣に職場があるという友人に少し会って話をして、電車を乗り継いで家に戻ったら、どっと疲れが出てきました。

どこでもすぐに眠れることだけが得意だった私が、ずっと眠りが浅くて早起きしていましたが、今日は週末くらいの疲労感です。

夫は病室で眠れない日を過ごしているようですが、お互いに今日は眠れることを願いつつ、布団に入ろうと思います

今日の血圧
朝 146-92(心拍数 77)
夕 126-66(心拍数 97)

今朝の血圧は2度測ってもこの数値で、寝不足が原因でしょうか

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妻との再会

やっぱり生妻はイイですね

毎日必ずビデオ通話して顔を見て声も聞いていますが、実際に会うのとは違いますもん。

私達夫婦は60歳を越えた今でもスキンシップは多いほうだと思います。

普段から何だかんだとじゃれて遊んだりしていますし、散歩中に手をつなぐこともあったり、妻に尻を触られることがあったり

それだけに、離れていると寂しさが倍増する訳で

久しぶりに会った妻は変わらず穏やかな笑顔で、やはり顔を見ると安心します。

私よりしっかりと主治医の話しを聞いてくれましたし、ヘナヘナになった私を介抱してもくれましたし

でも、一人で家にいると寂しいらしく、私が誕生日なのに一緒にいられないと泣いていたそうですし、一時退院できると見込んで昨日の買い物では食材を買いすぎてしまったと泣き、ビデオ通話して泣き

体の水分がすべて流れ出て妻がシワシワになってしまわないか心配です

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私の正式病名

妻と一緒に主治医から話を聞かせてもらいました。

結論としては最悪のギリ一歩手前

治療可能な範囲の本当に境目だったようです

正式な病名は口腔扁平上皮癌で間違いない右側上顎癌(22:53 訂正)(06月15日 14:36 さらに訂正)とのことですが、癌の種類は紡錘(ぼうすい)細胞癌という厄介なやつで、悪性腫瘍がひとかたまりになっておらず、細かく分散しているタイプなので取り除くためには広範囲な切除が必用なのだとか。

また、検査では認められなかった転移の可能性もあるので、首のリンパ節も切除すべきとのことでした。

壁深達度(へきしんたつど)という、がんの深さはT4Aで、MAXがT4Bなので最悪の一歩手前

ステージは4で最悪レベル

もう少し発見が遅かったら手遅れ、治療不可能という状態でした。

覚悟していた最悪のシナリオのギリ手前だった分けですね。

いえ、覚悟していたはずなんですけど

話を聞いている途中、冷や汗が流れ出るわ、手足が冷たくなるわで気分が悪くなり、診察室のベッドに横にならせてもらう事になってしまいました

ドラマや映画でショックな話しを聞いた人がヘナヘナとしゃがみこんだり、意識を失って倒れたりするシーンを見ますが、ああいうことって本当に起こるんだと実感しましたよ。

妻がしっかり話しを聞いているというのに、私がヘナヘナになるなんて情けないですね

そんな訳で、私は死なない程度に重症な癌患者でした。

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