妻が面会に来てくれました
いつもは火曜日なんですけど、明日は妻が通院なので1日早まった訳です。
最初の頃、面会時間の30分が短くて短くて腹立たしさすら覚えましたが、今は少しゆっくりとした時間を過ごせるようになったのは慣れなのか、心に僅かばかりの余裕が生まれたのか。
それでも、あっという間に終わってしまうことに変わりありませんけど
妻とは、これが1年前だったら面会すらできなかったのだから、あまり文句も言っていられないと大人の会話をして慰め合ったりしております。
いえ、実際にそうなんですけどね
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
この病院も少しずつIT化が進み、今日から患者全員にリストバンドが着けられました。
今まで、何をするにしても
「フルネームと生年月日をお願いします」
と、言われていましたが、今後はリストバンドのバーコードを読み取るだけで済みます
全国の病院ではすでに導入が進んでいるでしょうから今さら感はなきにしもあらずですけど
看護師さんに
「便利になりますね」
と、言ったところ、
「でもAndroid端末が使いづらくて」
と言っていました。
Androidなんか、ちょっと慣れた技術者なら使い勝手の良いアプリを開発できるはずなんですけどね。
一体どこの業者が請け負ったんだか
なんと、向かいのベッドのゲップオヤジが病室を変わったようです
皮膚科の診察から戻ってくると、ヘルパーさんたちが何人も集まってベッド周りを整理し、荷物を運んでどこかに行きました。
何があって、なぜ移動になったのかに関しては部屋を留守にしていたので事情が分かりませんが、とにかく平和は突然訪れてくれたようです
まさに私にとってのサプライズ。
こんな幸せは入院している中で一番の吉報かも知れません
今朝は採血があると昨日の夜から知らされていました。
知らせてくれたのは、
「今日の夜勤担当です」
と挨拶に来てくれたのは、嫌な記憶が生々しく残る看護師さん
採血も彼女なのかと思い、また痛い思いをするものと覚悟し、腹もくくっていたんですけど
朝5時に採血に来たのは別の看護師さんでした。
その彼女の血管注射はとても上手で、刺すときも抜くときもほとんど感覚がありません
できれば毎回やってほしいくらいです。
病院にも指名制度があると嬉しいんですけどね
もうすぐ消灯です。
また苦痛にも似た時間が訪れます
今夜は眠れるのか
今夜も機械のアラーム音やゲップオヤジの騒音で起こされてしまうのか
入院していると、逆に体が弱っていきそうな感じです。
まあ、それはそれで仕方のないことですけどね。
とりあえずは、おやすみなさい。
明日は妻が面会に来てくれます
食べ物などは十分に足りているのですが、スマホのケーブルが断線しかかっているようなので自宅にある在庫を持ってきてもらうことにしました。
また、なかなかページが進まなかった本も、夜中に目覚めて眠れないときに読むようになってから急激にペースが上がったので追加で何冊か運んでもらいます。
一旦は退院することを目標にしているので荷物は増やしたくないんですけど
でも必要なものは必要ですし
背に腹は代えられないといったところでしょうか