今季、妻は7回も一人で除雪してくれていましたが、久々に雪が積もったので今日からは二人で除雪です
私にとっては今季初、そして今年初の除雪となりました。
初めてだというのに気温が高かったので湿った重い雪
今まで使っていなかった筋肉がビシバシと悲鳴を上げます
それでも積雪量が少なかったので、筋肉が崩壊する前に終えることができました。
今までは雪が少なくて助かっていましたが、これからどれだけ降るのでしょう
私はまだ病み上がりですから、できれば少なめにしていただければ、と。ええ。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
今日のお昼は、あんかけ焼きそばを食べました
ただし、例によって麺はズタズタに切っていますけど
麺を細かく切っているだけなんですけど、不思議なことにまったく違った料理に感じます。
私だけかと思って妻に少し食べてみてもらったところ、普通の麺料理とは違う気がするとのことですので、やはり舌の感覚などで別物だと脳が判断するのかも知れません。
味は同じなので当分の間はズタズタ麺を食べますが、今は5mm長に切っている麺を1cm、1.5cmと、少しずつ長くして、いずれは普通の長さの麺を食べられるように訓練を続けたいと思います
やっぱりスプーンで食べる麺だと少し味気がないですからね。
自宅に戻ってからは少しずつ体重が増えてきました
やはり安心感から心に余裕が生まれ、精神的に落ち着いたのも一因かもしれません。
あとは病院の食事と違い、嚥下訓練に最適な味付け、適切な加減で調理できるため食べられるものが増えたのも大きいですね
一時期は痩せすぎて身長171cmなのに50kgくらいまで体重が減りましたからBMIは17.1となり、スーパーモデルなら出場基準が18.5のパリコレに出る資格を失うところでした
いえ、今日現在も体重は54kgなのでBMI18.47ですから出場できませんけどね。
いや、だから、私はスーパーモデルじゃないんですってば
今日は退院してから初めての受診のため妻と二人、バスに揺られての通院。
診察の一時間前に到着して採血をしたところ、たまたま消化器内科の先生と会ったので胃ろうの周りにイボができていることを相談すると、予約も受付もなく消化器内科の職員用の入り口から中に入って診察してくれ、今後の対処法を教えてもらうことができました
口腔外科では歯科衛生士さんの口腔ケアを受け、歯の衛生状態が十分に保たれているので今後も今まで通りの歯磨きを続けるようにと褒められて気分が良くなりましたが、主治医が来るまで20分以上も待たされたので上がったテンションも急下降
移植部分の壊死はまだ少し続いており、それの除去などの処置にも時間がかかったので一時間くらい経過したところで妻が呼ばれて二人で主治医から話しを聞きました。
昨年末に撮影したCT画像だと移植した部分の組織は無事に定着したものと思われること、ただし表面部分の壊死は続いていること、壊死している部分と綺麗に血液が流れている部分がはっきりと別れているのは良い兆候であること、しかしながらまだ余談を許るすことはできず長い経過観察が必要であるとのことです。
気になっていた足のむくみに関しては、抗がん剤の副作用で腎機能の数値が良くないことと、経口摂取している栄養のバランスが影響しているかも知れないとのことでしたので、食べられる嬉しさから調子に乗ってインスタントラーメンやらスイーツやらを食べまくっている場合ではないと反省しました
しかし、診察が終わったのが13時を過ぎていたのでコンビニで買ったサンドイッチとハイカロリーな菓子パンで腹ごしらえをするあたり、今しがたの反省はどこに行ったのやらといったところですね
今日の通院の帰り、今年初めて、そして大阪から北海道に帰ってきてから16年目にして初めて、凍った路面で足を滑らせ転んでしまいました
転んだといっても地面にヒザをついてしまった程度なんですけど。
それというのも薬局で受け取った13日分、39個の重いイノラスを抱えてえっちらおっちら歩いていたので、ツルツル路面でバランスを崩した際に体勢を立て直すことができなかったんですよね。
薬局で配達してもらえないかと聞いてみたところ配送料がかかると言われ、それならば家は遠くないからと持ち帰ることを選択したのが仇となったようです
処方された薬の中に薬局では在庫不足のものがあり、それは後で宅配便で送ると言います。
それならついでにクソ重いイノラスも送らんかいっ
妻も書いていますが、妻が通院する日だったので一緒に兄ちゃん先生の歯科医院に行ってきました。
私の顔を見ると、治療が終わったばかりの患者さんを診察台に放置したまま近づいてきて
「ああ、来てくれたんだね 」
と、たいそう喜んでくれ、私が思いのほかやつれていないとか、相変わらず色は白いものの顔色は悪くないなどと言い、どれだけ心配していたか、私の留守中は一週間に一度の診察で妻をどれだけ励ましていたか、心配のあまりどれだけ主治医に連絡したかなどと、色々と話し続ける兄ちゃん先生です
私にとっては命の恩人、あの日、あの時、兄ちゃん先生の決断によって今の主治医に連絡し、かなり強引に予約をしてもらわなければ、すでに手遅れ、手術も不可能となり、余命を告げられていたでしょう。
悪性腫瘍の進行状態からすると、あと1カ月、数週間遅かったら最悪の事態になっていたと思います
もちろん手術をしてくれた主治医を始めとした医師団も命の恩人ではありますが、私にとっては兄ちゃん先生こそが恩人です。
そんな兄ちゃん先生と再会を喜び合っている私達の後ろを、治療が終わって相手をしてもらえなくなった患者さんが、そ〜っと帰って行きました
マユちゃん一家の帰省中、何度かソラくんが遊びに来てくれました
何度目かの訪問の際、チョコレートを持って来てくれましたが、自分は箱の中の大きなものを食べ、私には小さなものばかりくれたことを妻と
「やっぱり子供だねぇ、大きなものを食べたかったんだね」
と話していて、そのことを妻が隣の店に髪を切りに行った時に妹ちゃんにも話していたんですけど
それがマユちゃんにも伝わったらしく、その一件をソラくんに確認したところ、以下のような会話になったとLINEで連絡がありました。
— 以下原文のまま —
こないだおとなりのおじちゃんとチョコたべたんでしょう??
どうして小さいチョコをあげたの??
って聞いたら
え、だっておじちゃんおくちいたいでしょ?
おっきいのあげたらかわいそうでしょ。
と真顔で言われ…
そしたらなんでチョコレートを持って行こうとおもったの?
って聞いたら
チョコならがぶがぶしなくても食べれるじゃん
ぼくがおもったとおり、おじちゃんたべてくれたよ!
—
泣けてきました
なんて気遣いのできる良い子なんでしょう。
それに比べ、なんて心が狭く、お粗末な人間なんでしょう、私って
汚れきった爺さんが、純粋な天使に完全にノックアウトされてしまいました。
退院してから妻が録画しておいてくれたテレビ番組を少しずつ見ており、今日になってやっと昨年末に放送された『M-1グランプリ』まで見ることができました
もうすでに優勝者を知っているのでドキドキ感は半減しますが、それでもやはり楽しいものです。
そして、やっと自宅に戻れたと、やっと平穏な暮らしに近づいたと実感しました
退院してからというもの、なんやかんやと忙しくしていたのに加えて、先週までマユちゃん一家が帰省していてソラくんが遊びに来ていたりしていたので妻と二人でまったりとした時間を過ごすことができなかったんですよね。
今日は午前中のうちにやるべきことを終わらせ、午後からはずっとゴロゴロしながら録画してあったテレビを見て過ごし、このダラダラ感こそが日常であり、こんなことが小さなことが幸福感を覚える時間であることをあらためて感じ、妻と二人で退院前の生活に戻れたことを喜び合いました
これからも長く、この日常が続くことを願ってやみません。