また一人になってしまった病室で迎える消灯時間です。
静かなので起こされることもないでしょうし、一人なので誰に気を使う必要もありません。
夜中に目覚めて眠れなければスタンドの明かりを点けて本も読めますし
そんなことをせずとも眠れるのが一番なんですけどね
それでは、おやすみなさい。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
夕方、栄養士さんが訪ねてきて、
「まだ体重のほうが 」
と、言い、
「晩御飯にジュースを付けてよろしいでしょうか 」
などと言い出しました。
昼のゼリーだけじゃ飽き足らず、夜にハイカロリーなジュースを飲んでもっと太れということらしいです。
「体格に見合った体重じゃないんですよね〜」
と、栄養士さんは言いますけど
私って、若い頃はこんなもんだったんですよ。
加齢とともに腹が出っ張って体重が増加しただけでして
そんなに心配していただかなくても、手術に耐えるだけの体力はあると思うんですけどね。
で、今日から出るようになったジュースがこれです。
ジュースとは名ばかりで、味は甘いだけで決して美味しくはなく、100mlなのに200kcalもあり、ネクターを10倍くらい濃くしたような、限りなくバリウムに近いのど越しですけど、半分は薬だと思いつつ我慢して飲むことにします
あと一カ月ほどで手術の日を迎えます。
主治医から出血が多かったときに備えて自分の血を採取しておくことを勧められました。
どこの誰の血なのか分からないものを輸血するより、自分の血を戻すほうがリスクは少ないですもんね
ただし、私は貧血気味なので大量の採血には若干の不安もあるため、
「どの程度の量が必要なんですか 」
と、聞いてみたところ、
「そうですね、最大800ccもあれば十分でしょう」
とのことです
海外ドラマなどを見ていると、
「輸血1単位追加っ 」
などという緊迫したシーンを多く見ますけど、Google先生に訊いてみたところ、1単位って血液200cc相当分とのことでした。
ということは、事前に準備しておくのは4単位。
それを知ったところで、多いんだか少ないんだか私には分かりませんけどね
昨日から我慢をしないで、適度にエアコンの冷房を使っています。
日中は西日が入ると、グンと部屋の気温が上がるので、早めにカーテンを締めていますが、それでも一度上がった気温はなかなか下がりません
お隣からソラくんが遊びに来ることもあるので、その時はすぐに冷房を点けます。
昨夜は夜も一定の気温になるまで冷蔵を点けて、それから就寝しました。
私はこんな風に過ごしていますが、夫が入院をしている病院は、外来や検査室のある階には冷房が入っていますが、入院棟にはありません
ちょっと申し訳なく感じています
今日の血圧
朝 111-68(心拍数 66)
夕 124-65(心拍数 71)
今日のバジル収穫 10枚-累計 74枚
抗癌剤を投与した夜にしては眠れましたが、今朝は採血があったので5時過ぎに起こされてしまいました
まあ、その前から目は覚めていましたけど。
昨夜、看護師さんに
「暑くないですか 」
と、聞かれた際、素直に
「ちょっと熱いですねぇ」
と答えると、氷膜、いわゆるアイスノンを持ってきてくれました
「抗癌剤投与で微熱がありますからね」
と言うのがアイスノンを使わせてもらえる理由です。
残念ながら、その抗癌剤治療も昨日で終わりましたから、アイスノンを使わせてもらえるのは最初で最後だったかも知れません