あと2日、2回寝たら家に帰ることができます
明日には退院する人もいるかも知れないので、この4人で寝るのは今日が最後かもしれません。
まあ、隣のオヤジとは一緒に寝たくはありませんけどね
それにしても、あとわずか。
もうすぐ退院だと思えばゆっくり眠れることでしょう
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
以前のとおり、平日は屋上階に行って院内運動をています。
窓から外の景色を見るのが辛いように、その場所がトラウマになっていて嫌かなと思ったんですけど、意外にそんなこともなく
運動中に聴いていた音楽を再生し、当時と同じことをやっても嫌な気がしません。
きっと、そのフロア、その音楽、その運動は、ある程度元気になってからの体験だからなのでしょうね
心も体も徹底的に参っている時は運動どころじゃありませんでしたから。
しかし、トラウマになっていなかったのは幸いです
以前と同じく運動に励むことができましたから。
たぶん明日が病院で一日過ごす最後の日。
退院前、最後の運動に励むとしましょうか
向かいの若者、食欲がとても旺盛です
しょっちゅう何か食べているんですよね。
シャウシャウ、サクサクと、スナック菓子を食べているらしい音が聞こえることも多く。
今も向かいのベッドからボリボリと何かを食べる音が聞こえています
先日などは病室内にカレーの匂いを漂わせながらズルズルっと音をたててまして
きっとカレー味のカップ麺を食べていたんだと思いますが、それから1時間くらいで晩御飯の時間となっても、出されたものは残さず食べていたようです。
いやぁ~、すさまじいほどの食欲で
しかし、思い起こせば私も20代、30代の頃は痩せの大食いと言われてました。
入り浸っていた喫茶店で食べるのは倍盛り、コンビニ弁当は2個食い、好物のモスバーガーは一度に4個も食べるほどでして
そうなんですよね、若い頃はブラックホールのような胃袋だったんですよね。
今、あの食欲はどこにいってしまったのでしょうか
夫が入院をして1週間になりますが、ふと自分の手を見るとカサカサです
夫は食後にキッチンでうがいをするため、うがいが終わるとそのまま洗い物をしてくれます
今は、自分で作って食べて洗い物もしています。
そのほかにも、しなけばと思っていた手洗いの洗濯をしたりして、今週はいつもより水仕事が多め
なのにゴム手袋を使うことを忘れ、さらにハンドクリームを塗ることも忘れてしまい、気づくと手がカサカサです。
2人でいるときは、お互いに声をかけあって、忘れていることを教えてあっていたのですが、今は一人
今日は、ハンドクリーム、ハンドクリームと口に出して、忘れないようにしようと思います
水分放出が続いておりましたが、やっといつもどおりに落ち着いてきました。
やっぱり手術中に入れられた大量の生理食塩水が原因だったのでしょうか
なんだか良く分かりませんが、トイレに行く回数が減ったのは喜ばしい限りです。
一日に何度も行くのは面倒ですしね
体内の水分が抜けたからか、手がむくんで抜けなかった結婚指輪がスポッと
それは、体が元に戻っている証拠かも知れません。
5時45分に起床、外は曇天で今にも雨が降り出しそうな空。
昨夜、隣のオヤジのイビキがひどく何度も目が覚めました。
あれだけガーガー寝ておいて、どこが眠れなくて。なぜ眠剤が必要なんだか
その眠剤、俺によこせやっ
それでも2時くらいには静かになったので、それからはぐっすり眠ることができました。
決して爽快な朝ではありませんが、それでも一日の始まりでございます