マスターとは 1年半ぶりの再会です。
すっかり泣き虫になったマスターは私が店に入った時、私が帰ろうとした時にも言葉をつまらせ必死に涙をこらえます。
ママを亡くしてまだ 10カ月、悲しみが消えるには早すぎますね
すっかり痩せてしまったマスターですが、これから少しずつ日常を取り戻すんじゃないでしょうか。
久しぶりに食べた料理の味は以前のままでした
水商売なので色々と難しいでしょうけど、末永く店が続くことを願わずにはいられません
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
2018年06月の火災で店舗を無くし、店のママでもあった妻を亡くしたマスターですが、少しずつ心の傷も癒えてきているようです。
泣き笑いになってしまいましたが、火事でママを亡くした直後の話が聞けました。
以前にも書いたように、2人はマスターよりママが 20歳以上も年上という年の差婚だったのですが、それが一般的に理解してもらえないようで、生命保険会社が不審に思ったのか警察が火災原因を調べたそうです。
保険金目当ての放火殺人ではないかと疑われ、警察が近所の住人に2人の関係を訊いて回ったり、マスターも夫婦仲はどうだったのか問われたりしたのだとか
長いこと二人の仲を見てきた私としては、可笑しいやら腹立たしいやら複雑な気分でしたけど
でも、そんな話を笑いながらできる日が来て本当に良かったと思います
明日から妻の通院のお供で札幌に行ってきます。
私の第一目的はいつもの居酒屋に行くことなんですけどね
知り合いが先週の土曜日(1日)に店に行くと、割と賑わっていたとのことでしたので新しいお客さんが付いてくれたんでしょうか。
いわゆる水商売、飲食店の生存競争というのは厳しいものがありまして。
開店してから1年以内に35%が閉店、49%が2年以内、70%が3年以内に閉店しまい、10年後に残っている店は10%にすぎないのだとか
火事になってしまった以前の店は、その土地で 30年以上も続いていましたから実績はあるんですけど
新しい場所での再開ですし、こればっかりは先がどうなるか分かりませんもんね。
私としては、せめて少しでも売上に貢献できるよう、微力ながら協力させていただく所存でございます
昨日、札幌で居酒屋をやっているマスターから電話がありました。
新型コロナウィルスが発生した昨年は、妻の通院も控えていましたので札幌に行っていません。
最後に店に行ったのは2019年6月6日のことなので、かれこれ2年間も顔を出していないことになります。
年に一度、いえ、半年に一度くらいの割合でマスターは電話をかけてきて
「札幌に来ないの 」
「最近、店に顔出さないからさぁ」
などと言いますが、コロナ禍の今、北海道で最も感染者数の多い所に行く勇気など私は持ち合わせておりませんでして
「店は大丈夫なの 」
と聞くと、
「うちみたいな小さな店は休業補償で何とかやっていけるから大丈夫」
とのことでした。
規模が大きくなると家賃負担、人件費負担もあって休業補償だけでは辛いのでしょうけど、マスターがやっているような小ぢんまりした店は保証さえしてもらえれば生き残れるのだとか
それを聞いて少し安心しました。
ワクチン接種が進み、アフターコロナとなった時に馴染みの店が消えているなんて悲しすぎますもんね